仕事の為に妻を置いて会社から徒歩5分の場所にシェアハウスを借りた私が『マイクロソフトを辞めて、オフィスのない会社で働いてみた』を読んだ感想

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4月は新人研修シーズンまっさかりのため今週と来週は土日しか家に帰らない予定のジャスティス岡本です。

さる人物から借りた『マイクロソフトを辞めて、オフィスのない会社で働いてみた』を読了しました。

組織を創る人にお勧めの本

この本は会社組織をこれから創ろうと考えている人や、在宅勤務制度の導入を考えている役員・経営企画の人にお勧めの本です。

IT業界固有の内容にはなってしまいますが、完全リモートワークの会社にマイクロソフトの元マネージャーの人が実際に入社し、そこで得た経験を赤裸々に公開しているこの本は貴重な文献です。また、内容も一周読んだだけでは咀嚼しきれないぐらい濃いものになっています。

こんな会社で働きたいと思ったら起業した方が早いかも…

在宅勤務ができる会社に転職したいと思っている人にとっても、そのメリットやデメリットの一端を確認できると思いますが、完全リモートワークでなおかつ、ビジネスとしても組織としても成功している会社は現状はまだ多くないと思うので、期待を持つだけになってしまうかもしれません。こんな会社で働きたいと思ったらAutomatticの門をたたくか自分で創業した方が早いかも、、、

本書で登場するオフィスのない会社はAutomattic社

本で登場するオフィスのない会社というのは『Automattic』という会社で『WordPress』というオープンソースのブログプラットフォームを生み出したマット氏が所有している会社で『WordPress.com』のサービスなどを運営しています。

WordPressユーザーの方はAutomattic社の存在や活動内容を知っている人も多いと思いますので、中の人達がどのような考えで仕事をしているのか興味がある人は読んでみると面白いと思います。

リモートワークのメリット

住むところが会社に縛られないことが一番のメリットのように感じました。

会って話した方が良いことも多いようなのでデメリットもあるようですが、色々な事情や考えがあるので、住むところが制限されない会社があるということは素晴らしいと思いました。もっと、Automattic社のような会社が増えるといいなと思います。

この本を読んで大切だと思ったもの

ユーモア

読んでいる途中に直感的にそう思いました。
これが無ければリモートであろうとなかろうとギスギスした感じになってしまい、上手くいくものもうまくいかなくなってしまいます。

彼らのコミュニケーションツールはチャットやP2という社内ブログとSkyep(と、たまに行う全社的な合宿とチームの合宿)ですが、ユーモアが潤滑油となって上手く回っている気配が感じられます。

私の小言はどうしても多くなったが、誰も不満をもらさなかった。
クリエイティブなチームを率いるひとつのコツは、クリエイティブに小言を言う方法を見つけることだ。
相手を笑わせながら、同時に彼らが忘れていたことを思い出させれば、たとえそれが彼らを笑うことであっても、あなたのマイレージはどんどんたまっていく。

これは9章での著者の指摘で、恐らくとても重要なアイディアです。

そういえばマット氏も社名にmattの文字を混ぜたりドメイン名ma.ttを取得してしまうくらいユーモアあふれる人です。

最後に

19章で上司を試す方法が書いてあるのですが、これは強力

上司を試すにはこれがいちばんだ。
何々が重要と言いながら、それに見合ったリソースを提供しない上司は、無能か、不誠実か、その両方である

そうならないように気を付けたいものです。
この人が書いた別の本も読んでみたいと思いました。

ご購入はこちら

まだ電子書籍版は無いようです。発売は2015年の2月ですが早くも中古が出回っています。