予算別・お年玉で買える激安パソコン~2017年版

プログラミングを学ぶために子供からパソコンの購入を相談されたと仮定して、お年玉で買えそうなパソコンを予算別で見繕ってみました。

レギュレーション

  • 新品に限る
  • 国内の販売店で購入可能なもの
  • LinuxやWindowsといった一般的なOSがインストール可能なもの

1万円コース

Raspberry Pi(ラズベリー パイ)3 Model B


※写真は旧バージョンのものです

  • 本体価格:5,500円前後
  • CPU性能:Broadcom BCM2837 ARM Cortex-A53 クアッドコア 1.2Ghz
  • メモリ:1GB
  • ディスク容量:- (SDカード次第)
  • OS:Linux系

特徴

イギリス発の教育用コンピュータとしてシリーズ累計1000万台以上売れている小型のコンピューターです。子供達にコンピューターサイエンスを学んで貰うことを目的として設計されているため安価に作られています。本体の他に必要なものが幾つかありますが、節約すれば1万円以内で揃えることも可能です。ただしOSはLinux系が基本なのでパソコン初心者にはハードル高めです、また組み立てやインストールの作業も必要なためコンピューターに強い人のサポートがないと最初は厳しいかもしれません。唯一の救いはラズベリーパイ自体が有名でファンも多いため本やWeb上の情報が多いことです。

別途必要なもの

まずマウスとキーボードが必要になります。また、スマートフォンのようにSDカードを使ってデータを記録するのでSDカードも必要になります。それとモニターも別売りですが接続方式はHDMIなので家庭のテレビと直接繋げる可能性が高いです。リビングで使うのであればモニターはなくても大丈夫かもしれませんね。最後に電源も必要ですがスマートフォンなどで使われているmicroUSBで給電できるため余っているものを流用できる可能性があります(自己責任でお願いします)。

購入例 (価格は掲載当時)

ラズパイ本体が5,500円前後(日本国内生産品)

国産に拘らないのであればケース付きで5,980円というのものあります。

SDカードが16GBで1200円前後

キーボードが700円前後

マウスが500円前後

別途電源も買う場合は1,500円前後

20インチ級のモニターを別途購入すると1.2万円前後

ケース付きのラズパイにSDカードとマウスとキーボードに電源を付けても9,900円ぐらいで収まりますし、家で余っているSDカードや電源があればもっと予算を抑えられそうですね。

ざっくり性能評価

本来であればベンチマーク結果を並べたいところですが、スマホとラズパイとパソコンでは使えるベンチマークソフトがバラバラなことと実機が用意できないので今回の記事では諦めています。おまけの項目で旧モデルのベンチを掲載。

CPUはBroadcom BCM2837 ARM Cortex-A53 クアッドコア 1.2Ghz です。これはBroadcom社がARM社のCortex-A53という設計に則って作ったCPUで計算するコアが4つ搭載されていて1.2Ghzのクロックで処理をしているという意味になります。ARM社の設計によるCPUはスマホなど『パソコン以外』のコンピューターで良く使われています。最近のスマホは8コアで2Ghz越えというものも珍しくありませんのでスマホ以下と言うことです。またメモリも1GBのため、やはりスマホを下回ります。

岡本はRaspberry Pi(ラズベリー パイ)2 Model B+を所有しており、実際に高速でChromeと互換性のあるChromium(クロミウム)をインストールしてウェブサイト閲覧などを試したことがありますが動作はゆっくりしたものでした。一応、Monacaが何とか動作する程度の性能です。3は2に比べて設計が新しくてクロックも900Mhzから1.2Ghzにアップしているので、ウェブの閲覧やMonacaによるプログラミングは何とか行えると思います。

ただし本体価格5,500円のコンピューターなので、数万円する最新のスマホに性能で負けるのは当然ですし過度な期待は禁物です。

考察

自分の子供や近くに住んでいる親戚の子供なら直接サポートできるので購入を勧められるが、。それ以外の場合には最初のパソコンとして勧めにくい。

Diginnos Stick DG-STK3


いわゆるスティック型PCです。日本で自作パソコンショップを全国展開しているドスパラが出しているスティック型PCのバージョン3です。
Diginnos Stick DG-STK3 デジノス スティック DG-STK3

  • 本体価格:9,980円
  • CPU性能:インテル Atom Z3735F クアッドコア 1.33GHz
  • メモリ:2GB
  • ディスク容量:32GB (SDカードも追加可能)
  • OS:Windows 10 Home 32bit

特徴

スティック型PCという珍しいタイプのパソコンです。数年前に登場した形態なのですがドスパラでは定期的に新しいモデルをリリースしており最新のスティック型はバージョン4まで出ています。バージョン3は低価格かつ最低限の性能を備えているため、パソコン入門には最適化もしれません。WindowsOSがインストール済みで9,980円なので非常にお買い得です。自作パソコンをしたらWindowsOS代だけで1万円以上しますので。

別途必要なもの

マウスとキーボードが必要になりますがセールで無料プレゼントしている場合もあります。

スティックPC(パソコン)|ドスパラ通販【公式】

電源は付属します。またSDカードは無くても大丈夫ですが32GBの領域の大半をWindowsOSが利用しているため、容量が心配な場合は追加しておくと良いでしょう。モニターはやはり別売りですが接続方式はHDMIなので家庭のテレビと直接繋げる可能性が高いです

ざっくり性能評価

CPUはインテル Atom Z3735F クアッドコア 1.33GHzです。これはAtom Z3735Fという設計に則って作ったCPUで計算するコアが4つ搭載されていて1.33Ghzのクロックで処理をしているという意味になります。Atomは格安ノートパソコンや格安Windowsタブレットなどで採用されいるパソコン用のCPUで、オンラインゲームなどには力不足のCPUです。しかし、ブラウザでウェブサイトを閲覧する程度でしたらこなせる性能を持っています。Diginnos Stick DG-STK3は仕事用に使ったこともあるのですが、展示会などでMonacaのデモを普通に行える程度の速度はあります。

考察

1万円の部ではこれが本命。

2万円の部

予算が2万円あればノートパソコンが選択肢に上がってきます。ノートパソコンはモデルや価格の見直しが頻繁なため価格コムなどで2万円台のパソコンを検索して、サイズやメーカー・コストパフォーマンスを見比べながらニーズに合ったものを選ぶのが良いと考えます。

ASUS VivoBook E200HA Atom x5-Z8350

  • 本体価格:25,000円前後
  • CPU性能:Atom x5-Z8350 1.44GHz 4コア
  • メモリ:4GB
  • ディスク容量:32GB(SDカードも追加可能)
  • OS:Windows10 Home 64bit

特徴

2万円台のノートパソコンで4GBのメモリを搭載した製品が殆ど無いためお買い得と判断。11.6インチで980g、バッテリーも9.5時間持つのでビジネスでも普通に使えるパソコンです。

ざっくり性能評価

DG-STK3に搭載されているCPUよりも世代が一つ新しいものを搭載しており、メモリも4GBと潤沢に積んでいるため比較的快適な動作が期待できます。

考察

パソコン教室やイベントに参加するために自前のノートパソコンが必要な場合はスティックPCよりもこちらの方が良いかもしれません。

総括

外で使うことを考えると2万円台のノートパソコン、予算が本当に限られている場合はスティックPC、コンピューターの世界にどっぷり浸かりたいならラズパイ。

ノートパソコンだとジュースこぼして壊す可能性も高いので、小さい子供に与えるPCとしてその辺を心配する場合はスティックPCから始めるのが良いかもしれません。

おまけ・参考ベンチマーク

通常OSが異なるとベンチマークソフトも異なってしまうため、性能を比較することが難しいのですがブラウザベースのベンチマークソフトを見かけたので試してみました。

因みにベンチマークソフトとは、性能を測定するためのソフトウェアのことです。
HTML5 の Webベンチマーク

Raspberry Pi(ラズベリー パイ)2 Model B

3ではなく2の数字です。最新の3なら、数割早いはず…

総合スコア:18,660

Diginnos Stick DG-STK3

総合スコア:72,589

ラズパイ2Bに比べてCPU性能が2倍強でメモリやグラフィックも2~4倍程度、本体価格も倍ぐらいなので価格と性能がある程度比例している印象です。

Huawei MediaPad M3

今回の特集にはあまり関係ないですが、2017年に3万円で購入したタブレットのベンチマークを併記します。

1万円のスティックPCであるDG-STK3より倍以上の性能が出ています。
因みに搭載しているCPUはHuawei Kirin 950 オクタコア (4 x A72@2.3GHz + 4 x A53@1.8GHz)で、コアを8個搭載したHuawei製の製品です。

総合スコア:16,5433

Let’snote LX3

私が今仕事で使っているノートパソコンのベンチマークも併記します。

2013年モデルとはいえ20万円近くするノートパソコンなんですが、3万円のタブレットに比べて1.5倍程度の性能しか無くて少しショック。

CPUはIntel Core i5-4200Uプロセッサーの1.60GHzでコア数は2個です。Atomよりもグレードの高いモデルなのでクロックやコア数が少なくても高い性能が出ます。しかし、最近のスマホやタブレットのCPUは性能アップが目覚ましく、一昔前のノートパソコンに肉薄していることが分かります。

総合スコア:25,3510

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